2013年1月12日土曜日

制御回路 警報について 温度制御

正月でしばらくやってませんでしたが
制御回路 警報について
温度制御についてです。

先日までは変化点が一つしか無い
接点タイプの警報でした。
これをデジタル警報と呼ぶことにします。
ONとOFFしかないからです。

今回はアナログ的に変化する温度ですから
警報もアナログ警報と呼ぶような仕組みが使われることがあります。

方式はまあ別として
どのような方式が望まれるのでしょうか

温度は、加工物、ワークに対して
加工するのに都合がいい温度に設定するため
まず望まれる設定値というのが出現します。

で、その値に対してワークの現在の温度が測定値と言います。

設定値を セットバリュー=SV セットポイント=SP とよび
測定値を プロセスバリュー=PV とよびます。

そうなると、その設定値にたいして測定値が外れると加工がうまく行かないということに繋がりますよね
上がりすぎるとワークが焦げたり、断熱材やヒーターが燃えたりするので
上限温度が要りますよね
下がりすぎると加工物は固まったり、へばりついたりするので
下限警報が要ります。

ヒーターは温度が上がることで、劣化、亀裂して断線する運命にあります。
なので、電流値を監視して断線警報を発することも必要です。
一気に切れるかもしれませんし、徐々に切れるかもしれません
途中でショートカットしてたくさん電流が流れる事故もあり得るでしょう

なので、この電流も上限下限を設定して許容範囲を設定します。
変化が起きたときに検出することで、そのプロセスの1ロットは救うことが出来るかもしれません
ロット完了後設備を確認して、劣化したヒーターを換えてやれば
生産への影響は少なくなります。
ショートカットはヒーターの途中が冷えてしまっているかもしれない
温度が上がるヒーターは劣化速度が早く施行した状態が続いているかは
不明な物です。

ヒーターの一つのループとして
温度の上限下限
電流の上限下限
これを設定し検出することが望ましいです。
通常運転時の±5%程度の設定でどうでしょうか?

これでも、不測の事態があった場合について
もう1ループを加えたくなるのですが
その手段は次回

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